小夏を剥くのがマイブーム(小夏の剥き方、特徴)

ハローハロー。今日のお空も雨模様。
昨日よりはちょっと機嫌がいいみたい?

さてはて、小夏の季節です。
小夏は柑橘系の一種で、高知県が主な産地。4月〜5月(6月)が旬とされる果物です。
私の地元の高知県宿毛市も育ててるんですよ!

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これが小夏。
宮崎県では《日向夏(ひゅうがなつ)》愛媛県では《ニューサマーオレンジ》というらしいです。見た目や香りは柚子に似てますね〜。

この小夏、剥き方が少し特殊です。
なので大雑把な写真で紹介したいと思います。

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こう剥きます。
りんご剥きですね。違うのは、ヘタの部分を最初に切り落とす所ですかね〜。
あと、小夏は他の柑橘類と違い、白い皮の部分の方が甘いため、全ての皮を剥かず、硬い黄色い皮のみ、もしくは白い皮を半分残すイメージで剥きましょう。
力加減としては、じゃがいもと同じくらいです。(結構硬い)
そうすると‥。

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まあ、こうなります。
(さっきの写真の方が後に撮ったなんて言えない)_(:3 」∠)_
あとはこれをオレンジやネーブルと同じ様に8当分に切ってやれば!

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こうなるのですよ。
(右手にある方は子供用なので、さらに小さく切っています)
種は包丁の先で取ると食べやすいです。
上級者はこの切ったあとの小夏の中心部(果心、白いわた)の皮を切り落としたりもします。
今回はやってないです。

この他にも、あのまるったの状態で、中心部から少し外れた所を切り、芯を残すように中心部から削ぐように切るやり方もあります。ぐるぐるぐるーっと!(気持ち的には乱切りに近いやり方)
そのやり方だと上記の、上級者は〜、の行の作業は省けますね。

私は全部食べちゃう派なので、オレンジの切り方です。

(こんな剥き方やってらんねえ! という方は、皮ごとぶった切って、かぶり付いてもOKです。ワイルドに! オレンジの切り方です)

《小夏小話》
小夏の皮は大変硬く、ややざらざらしています。

が! 最近のスーパーで並んでいる高級小夏、改良済み小夏は、小夏の皮の黒い点々もなく、皮も剥きやすく、手触りもツルツルしています。色もかなり明るい黄色ですね。種無しの物もあります。

個人的にはどちらも好きですが‥。
高知に来た時はぜひ、市場や良心市(道の所々にある無人の市場)にあるような、少しゴツゴツして黒いてんてんのある小夏を食べて欲しいです。
皮も、中の皮も硬く、種も多く、味も改良済みの物より酸っぱいですが‥。これが自然の小夏なので。

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こういう物です。
この黒いてんてんは、農薬や化学肥料を殆ど使わないで育てられた証です。
カビの一種なのですが、触っても、その手で小夏を食べても人間の身体に影響はありません。
どちらかといえば、農薬の方が人体やお肌に悪影響です。

という訳で、食べる時はぜひ!
自然のものを!?

ちなみに小夏は大きめのものより、小さめの方が甘みが強いです。
酸っぱいのが苦手な方は小さめの物を選んでね!

《小夏の候(こなつのこう)について》
時候の挨拶に「小夏の候」という言葉があります。
使う時期は梅雨明けから初夏にかけて。
つまり6月下旬〜7月上旬ですね。(6月21日から7月10日くらい
小夏の旬が終わったくらいに使われます。

使う例としては‥。
拝啓 小夏の候 、梅雨明けが待たれる今日このごろですが、お元気でお過ごしでしょうか。ほにゃららら(敬具)
などです。
最近はあまり葉書や手紙を書かないので、馴染みのない方も多いのではないかと思います。私も馴染みないです(・∀・)キリッ
ですが、こうして改めて時候の挨拶を聞くとその季節の背景が感じられたり、言葉の意味が知れて楽しいですね。

余談ですが、上から2枚目の写真の小夏の皮、ハートの形に見えません? 笑
気付いた方はきっとハッピー!
気付かなくてもここで(๑°ㅁ°๑)‼✧ハッ! となった方もみんなみんなハッピー!!
私もさっき気付いたからハッピー!!!

ではでは! シーユーアゲイン!